2018年5月13日日曜日

ご注意下さい。




皆様こんにちは。
ゴールデンウィークも終わりましたが、
軽音楽部へ入部された方々のご来店が非常に多く、誠に有難う御座いました。
また、そのドタバタを察して、難しい案件などを先送りにしてくれたり、
来店の時間に気を遣ってくれる(笑)常連様方にも大変感謝しております。

そんな中、このシーズンの一番人気は日本製のFenderでした。

そう、日本製のFenderつまり、
「メイドインジャパントラディショナルシリーズ」は、
以前のモデルからリニューアルしたシリーズなんです。

これまでの日本独自の製造方法に対し、ギター作りの本場アメリカFenderのビルダーが
来日し、工場で指導をし、より伝統的なFenderの楽器作りを取り入れ、
生み出された新シリーズなんです。


当店でも旧モデルとの比較はしましたが、スタッフ達の反応も良く、
かなり良くなった印象です。


が・・・・・。

そのディテールアップで一つだけ注意をしなければならない点があります。
それは、ロゴの部分です。

アメリカ製のFenderは伝統的にロゴデカールが水貼り仕様となっており、
今回のリニューアルで日本製もこの「水貼り仕様」に変更されたんです。

もちろん、ビンテージのFenderも、水貼りなので、
「リアル」になったと言えるのですが、この水貼りは耐久性には劣る仕様なんです。

より詳しくご説明致します・・・。
下図をご覧ください。




実は、ロゴデカール自体は新旧共に同じ物が使われています。
しかし、そのデカールの貼り付けのタイミングが違うのです。

旧モデルは、デカールを貼り付けた後で、クリア塗装(トップコート)を吹き付けているので、結果として繊細なデカールの保護になっています。

対して、新モデルは、クリア塗装がされた上で、最後にデカールを貼り付けています。
つまり、デカールを保護するものは全くありませんので、
「爪で擦ってしまった」
「弦を張る時に弦で引っ掻いてしまった」
「クリップチューナーをロゴの上に付けてしまった」
等で簡単に剥がれたり、傷になったりします。


個人的には、その昔日本製Fenderを使っていた頃、トップコート無しの
デカールにかなり憧れはありました。
トップコートが無いゆえに、金文字の部分が酸化し、緑色に変化していくあたり、
たまりません。。マニアックですよね。

それと引き換えに扱いやすさは失われました。
特に、クリップチューナーのゴム部分との相性は最悪です。。。
クリップチューナーを使う場合は、必ずロゴの部分を避けて取り付けてください!
トップコートがされていればこんなに気を遣う必要は無かったのですが。。。

旧仕様(デカールがクリアの下にある)
新仕様(デカールがクリアの上)

旧仕様(デカールがクリアの下にある)
新仕様(デカールがクリアの上)

初心者の方々はこの繊細な取り扱い注意のロゴデカールを煩わしく思うかもしれません。
でも、ギターを続けて、上手になった頃、このビンテージと同仕様のデカールを誇らしく思う時が来るかもしれません。

Fender製品の顔とも言える、ヘッドロゴデカール。
あまりにも繊細なこのデカールは、エレキギターが超高級品で、一部の人間しか手に出来なかった時代、ましてクリップチューナーなど存在すらしていない時代、楽器を大切に、大事にした時代、そんな古き良き時代を象徴するディテールを今あえて採用する。
そこにはFender社の「伝統」に対するプライドを垣間見る事が出来る。



※ご注意※
「メイドインジャパントラディショナルシリーズ」に限らず、Fender製品の水貼りロゴデカールの剥がれ、傷、変色、その他に対してのメーカー保証は御座いません。また、ロゴの貼り替え等の修理は実費であってもお受けできない場合も御座います。
とにかく、今あるロゴを大切にお使い下さい。








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MACS大野楽器・南越谷店
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