2018年4月2日月曜日

ちょっとした事ですが。。




皆様こんにちは。
4月に入り、本当に暖かくなりましたね。
寒い時期は「乾燥」に注意しなくてはなりませんでしたが、
これからは、「湿気」への注意が必要ですね。

春~夏は木部が割れる様な重篤なトラブルはほとんど起こりませんが、
最も多くなるトラブルは、「ガリ」と呼ばれる接点不良です。
接点不良の多くは「錆び」が原因です。(配線不良等は別ですが)

この「錆び」はある程度の湿度を超えると進行しやすくなります。
つまり、冬よりも夏の方が圧倒的にリスクが高いのです。

接点不良の例としては、
「ジャック部分を触ると音が出たり、出なかったりする。」
といった事が多いと思います。

もちろん、パーツ交換をすればきちんと直ります。

しかし、少しでも長持ちさせたいですよね。

特別な事ではなく、誰でも出来る「ちょっとした事」ですが、
まず、「ケースに入れっぱなしにしない。」という事です。
ケースには皆様が思っている以上に湿気が溜まっています。
大事にしたい人ほどケースにしまっていると思いますが、
むしろ逆効果です。接点どころか、ビス、金属パーツがかなり錆びます。
ライブや練習から帰ってきたら、とにかくケースから出して、スタンドに立てて下さい。


次に、ボリュームなどの「ガリ」を最小限に留めるちょっとした工夫として、
「保管時はツマミを0にしておく」です。


ポットをバラすと上の写真の様になっています。
この黒い部分が抵抗となっており、そこをスキーの板の様な接点が滑る事で
可変抵抗となり、ボリューム等を上げ下げするという仕組みです。

接点部分の写真ですが、見えますでしょうか?

この接点が0以外の中途半端な場所で止められたまま保管され、ほこりや錆び、又はカーボン素材の可変抵抗部にキズが入るとその場所を通る度にガリが出る様になってしまうのです。
という理由から、保管時は0をオススメします。




ここからはオマケですが、よくあるご相談で、
「トグルSWがダメで交換したんだけど、またすぐに調子悪くなってしまった」
という内容です。
要するにトグルスイッチを操作してもピックアップがうまく切り替わらないという症状ですね。
まぁこれも色々な理由が考えられるのですが、、
とりあえず皆様が簡単に出来る予防策としては、
「保管時にはセンター位置」にして下さい。


ちょっと見えにくいかもしれませんが、中立の位置なので、両側の接点がくっついていますよね。


一方、どちらかをセレクトした状態では、通電しない方の接点がレバーに押され、
接点から切り離されているのがお解り頂けると思います。


接点部分をバラすと、こんな薄い金属板なんです。
この薄板が戻ろうとする反発力を利用し、切り替えが行われています。
つまり、保管時にどちらかをセレクトしたままにしてしまうと、「癖」がついてしまい、
センターに戻しても接点に触れなくなってしまい、片方のピックアップから出力されなかったり、最悪どちらの接点にも触れず、音が全く出なくなったりします。



まとめると、、、
ジャック等の接点を錆びから守る為に「ケースから出して保管する」
ボリュームのガリを最小限にする為に「保管時は0位置にする」
トグルスイッチの切り替え不良を減らす為に「保管時はセンター(中立)にする」

といった「ちょっとした事」でパーツ交換のサイクルを伸ばせます。
既にやっているという方は良いとして、これからの方々は、最初は面倒だと思いますが、
癖にしてしまえば何てことありません。是非お試しください。


もちろんそれでもトラブルが出てしまった場合は修理致しますので、
ご相談下さい。




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