2018年2月2日金曜日

スタイリッシュ。



皆様こんにちは。
予報通り雪が降りましたが、今回は積もらなかったので、ちょっとホッとしましたね。
そんな寒さの厳しいところで、「温かみ」のあるナイロン弦のガットギターをご紹介させて頂こうと思います。


実は昨年から取り扱いを始めた新ブランドなのですが、
かなり好評で、既に結構な本数がお客様に渡っています。
しかし、まだまだ知らなかったというお客様も居らっしゃる様なので、
あらためてブログでのご紹介と相成った訳です。


その新ブランドのガットギターとは・・・。
「Martinez」(マルチネス)MSCC-14 Stage Series 
です。

「Martinez」…1978年、ドイツでクラシックギターブランドとして創設され、ヨーロッパ、アジアを中心に長年良質なクラシックギターの製作を行ってきました。
そして現在は、クラシックギター界の革新者ケニー・ヒルと共に、スタイリッシュなデザインと、高品質でコストパフォーマンスの高いエレガットギターを製作しています。

とメーカーカタログに記載されています。
でも、実際よく解りませんよね?ワタクシもです。

もっと正直に解り易くお伝えすると、
Martinezというドイツ発祥のブランドのオリジナルモデルを、中国の工場で生産し、
日本の輸入代理店を通し、当店に入荷。
という感じです。

なぜ代理店のHPでも、その他販売店のページでも回りくどいブランド紹介をしているのでしょうか?
答えは「中国製」という事をハッキリ言いたくないという事でしょう。

でも、当店はハッキリ言ってしまいます。そう「このギター中国製なんです。」と。

確かに「中国製」というと正直良いイメージは沸かないですよね?
このブログでも中国製品をご紹介する事は無く、今回初めてだと思いますし、
ワタクシも「中国製」という部分には多少引っ掛かる部分は否めません。

でも、中国製という事を隠したり、ボヤケさせてというのは間違っていると思います。

中国製という事をしっかりと認識した上で販売する事の方が大切で、
だからこそ、店頭に入荷する際の「検品」が最重要となる訳です。

逆に言えば、「国産」なら無条件で良いという事にもなりませんしね。


と、前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、
当店のオススメする「中国製だけど、スタイリッシュで、出来も悪くなく、非常にユーザーライクで、実はプロも使用している、エレガットギター」をご覧ください(笑)

「Martinez」(マルチネス)MSCC-14 Stage Series 

いかがでしょうか?
トップの異形サウンドホールに個性を感じつつ、全体としては非常にスッキリとした好感の持てるデザインです。

このギター、結構薄く、ボディ厚の一番薄い部分では66mmしかありません。
したがってとても抱えやすく、弾きやすいです。

そして、上の写真では分からない秘密があって、、、

それは下の写真をご覧下さい。




「Martinez」(マルチネス)MSCC-14 Stage Series 

 そうなんです。サイドにもサウンドホールが空いており、
このサウンドホールが特に演奏者に心地よく音を届けてくれます。

別のメリットとしては、サイドにサウンドホールを設ける事で、トップのサウンドホールを小さく出来るので、ハウリング防止にも大きく貢献しております。



「Martinez」(マルチネス)MSCC-14 Stage Series 

 そのうえで、もう一度アップでトップのサウンドホールを見てみましょう。
指板エンドの形状とサウンドホールが見事に調和し仕上がりも奇麗ですね。

これ、「中国製」ですよ。

結局は、中国製でも、生産管理、商社での検品、販売店での検品がしっかり行われていればこの位のクオリティが出せるという事です。
正直近年では「国産」と言っているだけの、「日本製」というイメージに頼っているだけの商品も存在しています。


「Martinez」(マルチネス)MSCC-14 Stage Series 

カッタウェイ部分です。
美しい曲線美ですね。
この大きく大胆にカットされたラインは、ハイポジションの演奏性に優れ、
エレキギター的なアプローチも可能です。


「Martinez」(マルチネス)MSCC-14 Stage Series 

 バックの木目も素晴らしいですよね。
これは、メイプル材を採用したモデルで、他にもローズウッド材や、オバンコール材を用いたモデルもあり、全4種御座います。
常に発注しているのですが、販売スピードが速いので、なかなか全種類が店頭に並ぶ事がありません(汗)
材によるサウンドの違いは、サイドホールのお陰で演奏者に解り易く、面白いので、4種全パターンを試して頂きたいとは思っているのですが・・・。


「Martinez」(マルチネス)MSCC-14 Stage Series 

Fishman製プリアンプを搭載し、サウンドメイクはもちろん、チューナーも内蔵しているので、ご自宅での使用の際にも便利です。

そして、サイド材もメイプルなんですが、凄いトラ目ですよね。


「Martinez」(マルチネス)MSCC-14 Stage Series 

通常のガットギターではトラスロッドの無い物もありますが、
このモデルはヘッド側から調整可能なトラスロッドを搭載していますので、
ネック反りなどの調整を容易に行う事が出来ます。



全体をじっくりと「検品」「試奏」してみての感想ですが・・・。
先に気になる点を正直に挙げますと、

指板材が染めてあり、黒いです。。
染めていない部分で確認すると、決して悪いローズウッドではないので、
無理に黒く染めなくても・・・という感じです。

対策としては、長くお使い頂き、消耗品であるフレットを交換する際に指板を擦り合わせ、染めを落としてしまえば良いかと。

もう一点としては、やはり、塗装が気持ち「厚い」です。
でも決してボテボテという訳でも御座いません、中国製の中ではかなり薄い方だと思います。
ただし、これは、サウンドにプラスに働いている部分もあると考えます。
基本的に塗膜は薄い方が良いのですが、今回はアコースティックにしては薄く小さいボディに対し極薄塗装だと音が暴れがちになるところに、やや厚めの塗膜によるボディ剛性の向上でバランスの取れた鳴りを作っている様に感じます。
この眉唾な話も弾いて頂ければ納得されると思います。

それ以外はむしろ好印象で、デザインの良さはもちろん、サイズからは想像つかない音量や、エレキからの持ち替えでもストレスの少ないグリップや、弦高の低さなど、プレイヤビリティに優れた素晴らしいエレガットギターです。

「良い」と感じたからこそ、全て正直にお伝えしました。
後は体感していただくだけです。

取り扱い店舗がまだまだ少なく、県内では当店ぐらいかなという感じなので、
是非弾いてみて下さい。ご来店お待ちしております。




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MACS大野楽器・南越谷店
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