2017年3月7日火曜日

リフィニッシュ!



皆様こんにちは。
当店では、ここ最近「リフィニッシュ」「レリック加工」などの
ご相談が増えています。

そこで、たまたま仕上がったばかりの物がありますので、
ご紹介させて頂きます。
「レリック」をお考えの方は是非参考にしてみて下さい。

今回のお客様からのご依頼は、
「EDWARDS」というブランドの「ジャズベース」を
お客様のテーマカラーである「緑」にリフィニッシュし、
レリック加工をするという内容でした。

「緑」に関しては、細かい指定までは無かったので、
今回は当店よりご提案させて頂きました。
もしもFender社が1960年当時に「緑」を作ったらこんな色?
というイメージで塗料を調合し、カラーサンプルを製作し、
お客様に確認を取った上で進めさせて頂きました。

また、レリックに関しても、他では見たことのない、
新技術を開発出来たので、今回から採用しました。
後でご紹介しますね。


まずは、全体をご覧頂きましょう。

レリック ビンテージ クラック
写真での再現性が難しいカラーですが、
皆様の頭の中では「柏餅」の葉っぱを
イメージして頂けると良いかもしれません。

続いて、レリック加工の詳細をご覧下さい。

レリック クラック 塗装 剥がれ
エルボー付近ですね。
ここは、センスの見せ所です。
下地のホワイトが覗くのが何ともリアルですね。

エルボー付近のレリックはただ擦っただけの加工で表現しようとすると
嘘臭くなります。この辺の雰囲気を見ればレリックの技術の度合いが分かります。
「クラック」の入り方もかなりリアルで良い感じですよね。

続いて、、色焼けの雰囲気を見て頂きましょう。

レリック 色焼け 日焼け やけ 色褪せ 色むら
ブリッジの周りを見ていただくと、、
若干色が変わっている事に気づくと思います。
これは、1枚目の画像では取り付けてある
「ブリッジカバー」の日焼け跡の再現なんです。
ここまでするか?という感じですよね。
この「ブリッジカバー」の日焼け跡、、
実は色の変化だけではなく、ボディーへの食い込みまで再現してあります。
写真では見えにくいと思いますが・・・。

続きまして、、、
新技術のご紹介です!


ピックガードレリック 歪み 波打ち 縮み
これが新技術です。
ピックガードの「波打ち」「歪み」「縮み」
そして、「ピックアップフェンスの跡」
ここまでリアルに加工している
ピックガードは見た事ありません。
新技術、そう、ピックガードのレリック加工なんです。
これまで、各社レリックモデルはリリースしてきましたが、
ピックガードに関しては、ちょっと紙やすりでツヤを落とした程度の
物しかありませんでした。
しかし、それでは、ピックガードの形状がピシッとし過ぎていて、
ビンテージの雰囲気ではありません。

そこで、大野楽器では、研究を重ね、「ピックガードの変形」と、
「ピックアップフェンスの跡」を再現する事に成功しました。
もちろん、方法は内緒です。
気になる方はお問い合わせ下さい。


さて、新技術のご紹介の後は、、
裏側にいってみたいと思います。

レリック クラック 塗装 剥がれ ヒビ 割れ
ボディバックの塗装剥がれの様子です。
今回はお客様の希望で、「ハードレリック」
の指定だったので、なかなかガッツリ傷をいれていますね。

この単純に見える塗装剥がれの再現も、簡単ではありません。
まず、塗装そのものが薄く塗られている事が最低条件となります。
量産ギターの塗装ではこの様にはなりません。
なので、総剝離&塗り替えが必要なんです。
それから、あくまで、「剥がれ」なので、決して紙やすりで擦る様な
やり方ではこうなりません。


レリック ネック 黒ずみ 汚れ 塗装
ネック裏もぬかりはありません。

ネック裏のレリックは様々な考え方があるとは思います。
本物のビンテージ楽器の場合は、本来の塗装が剝げ落ち、木地が
むき出しの状態となり、そこに手垢等の汚れが入り込み、黒ずんでいる
と考えられます。
しかし、その状態をそのまま再現してしまうと、まだ製作されて間もない
若いネックが無塗装となりますので、湿度の変化などを受けやすく、
反りやネジレが起こりやすくなってしまいます。
古いネックならば、木のクセも出きった状態なので、安定しているのですが・・・

そこで、当店のレリックは、木地に汚れを擦り込んだ後、超超極薄のクリアを
一層だけ塗装させて貰っています。
そうする事で、湿度等の外的要因からネックを守る事が出来ますし、
使い込み、そのクリア層が無くなる頃にはネックも安定してくるだろうという
考え方です。

あくまで、「実用的に使えるレリック」を目指した上での結論です。

この考えは金属パーツ類、特にネジ等にも反映させています。
よく見かけるレリック加工された楽器の金属パーツは、本当に錆びさせていて、
いざ調整などでネジを回そうとすると、回らなかったり、折れてしまったりと
苦労される方も多いと思います。

当店のレリック加工では、金属パーツの加工には特殊な技法を用いており、
実用上困ることの無いように仕上げております。

例えば、ネジなどは表の見える部分はレリックしますが、実際のネジ部分には一切
加工をしませんので、外すと錆一つない新品状態です。
また、ペグに関しても、よく「レリック物のペグは回りが渋い」と言われますが、
当店のレリックでは全くそんな事はありません。
でも、見た目はきちんとボロいですけどね(笑)

そんなペグもご覧ください。

レリック ペグ 錆 ビンテージ
ペグの表面はきちんとレリックされています。
が、ギア部分などにダメージを与えないやり方
なので、ストレスなく回せます。

今回はボディとヘッドが同色の「マッチングヘッド仕様」をご希望
だったので、元のロゴが無くなりますので、
当店オリジナルブランド「Bruno」のロゴを入れさせて頂きました。

もちろん、無地にする事も可能ですし、お客様のオリジナルのロゴマーク
などを入れる事も出来ます。
マッチングヘッドでなければ、元のロゴを温存する方法もありますので、
ご相談下さい。



レリックをお考えの皆様、参考になりましたでしょうか?

「リアルさの追求」
「楽器としての機能」
をきちんと両立させた
「ワンランク上のレリック加工」

是非ご検討くださいませ。

※おかげさまで現在大変込み合っている為、納期は4か月~半年となります。
※料金等は現在の楽器の状態(主に塗膜)によりますので、お問い合わせ下さい。








~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686