2017年5月1日月曜日

ゴールデンウィーク中の営業について。



皆様こんにちは。
最近の当店では、新規で楽器を始められる方々で賑わっております。
毎年このシーズンは高校、大学などの軽音楽部の仮入部などの期間が終了し、
いよいよ本格的に自分の楽器を、という時期でもあるからです。


と、そんな中、世間ではゴールデンウィークなるものがあり、
今年は、当店の定休日であります水曜日を含んでおります。
が、5月3日(水)も休まず営業致します。
営業時間に関しても、通常通り11:00から20:00となります。

皆様のご来店をお待ちしております。




~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686

2017年4月13日木曜日

Brunoの新製品です!



皆様こんにちは。
先日のブログでチラッとご紹介させて頂いた
「シールドをまとめるアイテム」ですが、
予想以上にお問い合わせが多く、
既に、「発売開始したら連絡下さい!」
という嬉しいお言葉も頂戴しています。

そんな訳で、既に発売を待ち焦がれている皆様の為に、
レザー職人である加來氏に頑張って貰いました。
弊社オリジナルの本革ストラップなども製作してくれている加來氏のブランド「Shin」のページはこちら

では、ご紹介させて頂きます。
大野楽器オリジナルブランド「Bruno」より、
「Cable Keeper」の発売です!

まずはご覧いただきましょう。

ケーブル クリップ まとめる
使用時の状態です。
1個1個色に違いはありますが、
これも天然素材ゆえなので、
そこも楽しんで頂ければと思います。

自画自賛ですが、カッコ良いですよね?
マジックテープを使用したナイロン製の物はよく見かけますが、
素材にこだわり、高級レザーで作るとこうなります。

この雰囲気抜群な革は、
イタリアのワルピエ社にて生産されている「マレンマレザー」という
超高級牛革で、革のなめし工程で化学薬品を使用しない
「フルベジタブルタンニンなめし」という大変手間の掛かる製法
で生み出されています。
また、革自体に多くのオイルを含ませてあり、曲げ伸ばしで、
油分が繊維の中を移動し、表面の色が独特な風合いに変化します。
その特性から、「プルアップレザー」とも呼ばれています。
高級財布などに多く用いられ、長く使用する事で、深い艶が生まれ、
ウットリするような経年変化を楽しめます。

と、ちょっとオタク的な内容になってしまいましたが、、
使用方法をご説明致します。

ケーブル 束ねる 本革
まず、スリットにプラグの先端を通します。


コードクリップ
次に、少しキツイですが、プラグ本体部分も
通していきます。日常的に外す物では無いので、
あえてキツ目にしてあります。
他のメーカーのプラグでは、スイッチクラフト社製の物には
問題なく使用出来ました。もしも、それ以上太いプラグでご使用される
場合には、スリットをカッターナイフなどで少し広げれば使用可能です。

コード 束ねる まとめる シールド 本革
無事にプラグに通せたら、
ケーブル部分まで移動させます。
本革 コード 束ねる レザー
ケーブルを奇麗に巻いたら、
ボタンを留めます。


これなら複数のケーブルを持ち歩いてもケーブル同士が絡んで、
セッティングの時にイライラする事もありませんね。

また、ケーブルを使っている時にも取れてしまう訳ではないので、
「Cable Keeper」自体を無くしてしまうといった事も防げます。

シールド 束ねる まとめる
演奏時にも邪魔にならないサイズ。
このザイズ感にはとことんこだわりました。
この独特なカーブもコンパクトに見せるのに
一役かっているのです。

ここからは、製造工程を見て頂こうと思います。

上でも書いていますが、この「Cable Keeper」は、
演奏時にも外さずに使える様にデザインしているので、
あまりゴツく感じさせない様に柔らかなカーブを用いてデザインしてあります。
もちろん、直線的な方がコストはかなり抑えられるのですが・・・。

このカーブを用いたデザインを奇麗にカットするには、
金型を使用するしかありません。
今回、思い切って専用の金型まで発注しました。

コード まとめる 束ねる
こちらが金型です。
よく見て頂くと解るのですが、
鋭利な刃物になっているのがお解り頂けると思います。
使う時は、この刃になっている方を革に押し付けて
裁断していくのです。

こういった金型は革職人さんが作れる訳ではありませんので、
鍛冶屋さんの職人さんに頼んでいます。
こんな小さな「Cable Keeper」ではありますが、
多くの職人さんによって生み出されているのです。

コード 束ねる
実際に金型を使い裁断したところです。
スリットや、ボタンの位置なども
正確に切り出されています。

コードクリップ
ロゴ部分は真鍮の刻印を制作し、
細かな部分までクッキリ再現します。

コードクリップ まとめる
熱と同時に圧力をかけ、
ロゴを入れていきます。
簡単そうに見えますが、
時間を掛け過ぎると、焦げてしまいますし、
圧力が足らないとクッキリとしたロゴにはなりません。
経験と勘ですね。。

コード 束ねる クリップ まとめる
最後に、スナップボタンの取り付けです。
専用のプレス機でしっかりと付けます。
簡易的にハンマーでも可能ですが、
プレス機の方が奇麗に、かつ頑丈に付きます。

と、こんな風に随所にコダワリを持ち製作されているんです。
その「コダワリ」が使う度に、手にする度に、喜びを生んでくれると信じて。

ワタクシはプロトタイプも含め、2ヶ月程使用しましたが、
お気に入りのシールドケーブルも傷まず、演奏前の煩わしさからも解放され、
あまりの使い勝手の良さに、無くてはならない相棒となりました。

大野楽器オリジナルブランド「Bruno」
「Cable Keeper」
是非ご検討下さいませ。




~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686

2017年4月4日火曜日

再入荷!


皆様こんにちは。

本日はお待ち頂いているお客様には嬉しいニュースです。
昨年10月末に発売して以来多くのお客様にお使い頂いている
大野楽器オリジナルブランド ブルーノのシールド、
「Bruno Musical Instrument Cable」
がお陰様で「完売」となっていましたが、
再度入荷してまいりました!
お待たせしていたお客様、お待ちしております!

シールドの詳細は是非こちらをご覧ください。
http://macs-ohno.blogspot.jp/2016/07/blog-post_29.html
http://macs-ohno.blogspot.jp/2016/10/blog-post_22.html

ワタクシ自身も使用しておりますが、
まず、オリジナルプラグによる接続の安定感を感じます。
そして、網目状ではなくスパイラルに巻かれたシールド部分の特性が
よく出ていて、かなりクリアでフラットな音質だと思います。
良い意味で脚色の無いシールドなんです。
まだ、お試しでない方は、店頭に試奏用もご用意してありますので、
是非ご来店下さい。



そして、そのシールドに関して、もう一点。
お客様からの相談があったのですが、
エフェクターを使っているので、2本のシールドを使う事になり、
きちんと八の字巻きをしてギターケースのポケットにしまうのですが、
いざ取り出すという場面で2本のシールド同士が絡まってしまい、
ほぐすのに時間が掛かり、イライラするとの事。
おまけに、このお客様は「Bruno Musical Instrument Cable」
の愛用者なので、ややデリケートなスパイラル構造のシールド
を痛めそうで心配という事でのご相談でした。

この内容、共感出来る方が大変多いのではないでしょうか?
少なくともワタクシも毎回イライラしつつ、ほぐして、ほどいて、
という作業を行ってきました。

この問題に関しても、積極的に取り組もうという事で、
企画、設計、職人との打ち合わせ、試作、試作品テスト等は終了し、
現在制作段階に入っております。

細かな内容はまた発売の時にしますが、
チラッと試作品をご覧ください。

コードクリップ レザー 本革 ケーブル 束ねる

まだロゴも入っていない試作品ですが、なかなかの仕上がり。
しかし、ここに辿り着くまでに、3回ボツになりました。

発売予定日は今月末~5月上旬を予定しております。

乞うご期待!!




~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686

2017年3月7日火曜日

リフィニッシュ!



皆様こんにちは。
当店では、ここ最近「リフィニッシュ」「レリック加工」などの
ご相談が増えています。

そこで、たまたま仕上がったばかりの物がありますので、
ご紹介させて頂きます。
「レリック」をお考えの方は是非参考にしてみて下さい。

今回のお客様からのご依頼は、
「EDWARDS」というブランドの「ジャズベース」を
お客様のテーマカラーである「緑」にリフィニッシュし、
レリック加工をするという内容でした。

「緑」に関しては、細かい指定までは無かったので、
今回は当店よりご提案させて頂きました。
もしもFender社が1960年当時に「緑」を作ったらこんな色?
というイメージで塗料を調合し、カラーサンプルを製作し、
お客様に確認を取った上で進めさせて頂きました。

また、レリックに関しても、他では見たことのない、
新技術を開発出来たので、今回から採用しました。
後でご紹介しますね。


まずは、全体をご覧頂きましょう。

レリック ビンテージ クラック
写真での再現性が難しいカラーですが、
皆様の頭の中では「柏餅」の葉っぱを
イメージして頂けると良いかもしれません。

続いて、レリック加工の詳細をご覧下さい。

レリック クラック 塗装 剥がれ
エルボー付近ですね。
ここは、センスの見せ所です。
下地のホワイトが覗くのが何ともリアルですね。

エルボー付近のレリックはただ擦っただけの加工で表現しようとすると
嘘臭くなります。この辺の雰囲気を見ればレリックの技術の度合いが分かります。
「クラック」の入り方もかなりリアルで良い感じですよね。

続いて、、色焼けの雰囲気を見て頂きましょう。

レリック 色焼け 日焼け やけ 色褪せ 色むら
ブリッジの周りを見ていただくと、、
若干色が変わっている事に気づくと思います。
これは、1枚目の画像では取り付けてある
「ブリッジカバー」の日焼け跡の再現なんです。
ここまでするか?という感じですよね。
この「ブリッジカバー」の日焼け跡、、
実は色の変化だけではなく、ボディーへの食い込みまで再現してあります。
写真では見えにくいと思いますが・・・。

続きまして、、、
新技術のご紹介です!


ピックガードレリック 歪み 波打ち 縮み
これが新技術です。
ピックガードの「波打ち」「歪み」「縮み」
そして、「ピックアップフェンスの跡」
ここまでリアルに加工している
ピックガードは見た事ありません。
新技術、そう、ピックガードのレリック加工なんです。
これまで、各社レリックモデルはリリースしてきましたが、
ピックガードに関しては、ちょっと紙やすりでツヤを落とした程度の
物しかありませんでした。
しかし、それでは、ピックガードの形状がピシッとし過ぎていて、
ビンテージの雰囲気ではありません。

そこで、大野楽器では、研究を重ね、「ピックガードの変形」と、
「ピックアップフェンスの跡」を再現する事に成功しました。
もちろん、方法は内緒です。
気になる方はお問い合わせ下さい。


さて、新技術のご紹介の後は、、
裏側にいってみたいと思います。

レリック クラック 塗装 剥がれ ヒビ 割れ
ボディバックの塗装剥がれの様子です。
今回はお客様の希望で、「ハードレリック」
の指定だったので、なかなかガッツリ傷をいれていますね。

この単純に見える塗装剥がれの再現も、簡単ではありません。
まず、塗装そのものが薄く塗られている事が最低条件となります。
量産ギターの塗装ではこの様にはなりません。
なので、総剝離&塗り替えが必要なんです。
それから、あくまで、「剥がれ」なので、決して紙やすりで擦る様な
やり方ではこうなりません。


レリック ネック 黒ずみ 汚れ 塗装
ネック裏もぬかりはありません。

ネック裏のレリックは様々な考え方があるとは思います。
本物のビンテージ楽器の場合は、本来の塗装が剝げ落ち、木地が
むき出しの状態となり、そこに手垢等の汚れが入り込み、黒ずんでいる
と考えられます。
しかし、その状態をそのまま再現してしまうと、まだ製作されて間もない
若いネックが無塗装となりますので、湿度の変化などを受けやすく、
反りやネジレが起こりやすくなってしまいます。
古いネックならば、木のクセも出きった状態なので、安定しているのですが・・・

そこで、当店のレリックは、木地に汚れを擦り込んだ後、超超極薄のクリアを
一層だけ塗装させて貰っています。
そうする事で、湿度等の外的要因からネックを守る事が出来ますし、
使い込み、そのクリア層が無くなる頃にはネックも安定してくるだろうという
考え方です。

あくまで、「実用的に使えるレリック」を目指した上での結論です。

この考えは金属パーツ類、特にネジ等にも反映させています。
よく見かけるレリック加工された楽器の金属パーツは、本当に錆びさせていて、
いざ調整などでネジを回そうとすると、回らなかったり、折れてしまったりと
苦労される方も多いと思います。

当店のレリック加工では、金属パーツの加工には特殊な技法を用いており、
実用上困ることの無いように仕上げております。

例えば、ネジなどは表の見える部分はレリックしますが、実際のネジ部分には一切
加工をしませんので、外すと錆一つない新品状態です。
また、ペグに関しても、よく「レリック物のペグは回りが渋い」と言われますが、
当店のレリックでは全くそんな事はありません。
でも、見た目はきちんとボロいですけどね(笑)

そんなペグもご覧ください。

レリック ペグ 錆 ビンテージ
ペグの表面はきちんとレリックされています。
が、ギア部分などにダメージを与えないやり方
なので、ストレスなく回せます。

今回はボディとヘッドが同色の「マッチングヘッド仕様」をご希望
だったので、元のロゴが無くなりますので、
当店オリジナルブランド「Bruno」のロゴを入れさせて頂きました。

もちろん、無地にする事も可能ですし、お客様のオリジナルのロゴマーク
などを入れる事も出来ます。
マッチングヘッドでなければ、元のロゴを温存する方法もありますので、
ご相談下さい。



レリックをお考えの皆様、参考になりましたでしょうか?

「リアルさの追求」
「楽器としての機能」
をきちんと両立させた
「ワンランク上のレリック加工」

是非ご検討くださいませ。

※おかげさまで現在大変込み合っている為、納期は4か月~半年となります。
※料金等は現在の楽器の状態(主に塗膜)によりますので、お問い合わせ下さい。








~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686

2017年2月25日土曜日

ネイキッド 改造 その2



皆様こんにちは。
先日ご紹介させて頂きました、Gibson SG Naked P-90の改造ですが、
細かな部分ではありますが、さらに手を加えたので、ご覧ください。

今回は、「トラスロッドカバー」を変更します。
ちょっとお手軽な感じですね。

用意したトラスロッドカバーは、木製の物で、メープル材です。
それに身近な物を使いひと手間掛けてから取り付けたいと思います。

まずは、素の状態です。

結構白いです。。
このままでも似合うギターもあるかもしれませんが、
今回は、簡単オイルフィニッシュをしてみたいと思います。

まず、この木地の表面をサンドペーパーで奇麗に整えます。

それが完了したら、皆さんのお手元にもある「オレンジオイル」
を塗り込んでいきます。


ギターを弾く方にはお馴染みのこのオレンジオイル、
実は、特にギター専用品という訳ではないのです。
元々は木製家具などの仕上げや、お手入れに使う物で、
海外では、巨大なスプレーボトル等で販売されています。
それを、楽器向けのサイズのボトルにされたものを楽器店では販売しています。

というわけで、普段は指板の保湿ケアに使用しているオレンジオイルを
表面仕上げとして使ってみました。
ただし、今回はオイルフィニッシュという表面仕上げとしてなので、
たっぷりと塗り込んでいきます。
間違っても指板に同じ事はしないで下さいね。
指板ケアに使用する場合は少量を薄く伸ばして使用して下さい。

塗っては拭き取り、塗っては拭き取りを何度か繰り返すと・・・

ここまで飴色に変化しました。
上が元の色です。
結構良い色になっていると思いませんか?
これだけオイルをたっぷりと使えば、割れ防止にも繋がりますね。
実はネジ穴を広げたのですが、かなりヒヤヒヤするほど薄い板なので、
間違いなく簡単に割れると思います。

では、早速取り付け・・の前に、ノーマルの状態をご覧ください。


ブラック 1プライの物が付いています。
ちょっと高級感には欠けますね。

では、いよいよ、「木製トラスロッドカバー 自家製オイルフィニッシュ」
を取り付けてみたいと思います。


こんな感じになりました。
ロゴの色合いに近いので、バランスが良いと思います。

今回は、誰でも出来て、身近な物を使って、というコンセプトもあったので、
オレンジオイルを使用しましたが、色々なカラーのあるオイルフィニッシュ
用の塗料を使い、もっと積極的に色を付けるのもアリだと思います。

簡単に付け替えも出来るモノですし、
色々チャレンジして、気分で付け替えても楽しいと思いますよ。


では、最後に全体像を・・・


特別仕様のSGになってきましたね。

もちろん、木工加工(穴あけ等)は全くしていませんので、
元の状態に簡単に戻りますので、ノーマルをご希望の方もご安心下さい。




~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686




2017年2月21日火曜日

ネイキッド 改造!



皆様こんにちは。
バイクの改造を思わせる様なタイトルですが、
ギターの話です。
先日ご紹介させて頂きました「Gibson SG Naked P-90
ですが、その記事の中で、
2本入荷したうち、1本はモディファイを考えている。と
言っていましたよね。

実は、既に1本は売れてしまい、残り1本のみとなってしまいましたが、
その最後の1本をモディファイしていますので、ご紹介させて頂こうと思います。
なぜ、「モディファイしている」と進行形で書いたかというと、
今回のモディファイで終了ではなく、少しづつ弄っていこうと考えているからです。

とりあえず、今回は、、
「ピックガードの取付」です。
せっかく剥き出しの男らしいシンプルなルックスなのに
ピックガードを付けたら普通になってしまうよ・・・。
という意見も当然あるとは思いますが、
そこを「普通」にならない様、素材等で遊んでみました。

まぁ、ご覧ください。

Gibson SG Naked P-90 ピックガード

この「Gibson SG Naked P-90」はフレット数の関係で、
通常のSGのピックガードは付きません。
つまり、ジグ(型)から製作となるいわゆる「ワンオフ」となります。

工程的には・・・
クリアファイルの様な柔らかい素材を切りながら大まかなデザインを検討し、
形が決定したところで、1.5mm厚の透明アクリルに書き写し、
それを切ったり削ったりしてジグを作ります。
次に、出来上がったジグとピックガード素材を重ねて、ルーターで切ります。
最後にエッジを斜めに落としたり、磨いたら完成です。

上の写真は、ジグが出来上がり、ギターに当てがって微調整している所です。


アクリル ピックガード べっ甲 流し込み

そんな感じで出来上がったのがこちらです。
素材には、「アクリル 流し込み べっ甲風」を採用してみました。
この素材に関しては以前もご紹介させて頂きましたが(その時の記事)

流し込みとは、元々透明のアクリルに茶色や黄色の染料を
流し込み、固めるといった工程なんです。


印刷とは根本的に違い、
奥行き感のある柄と、透明感
アクリルならではの強い光沢
流し込みという偶然性に任せた模様。
ひとつとして同じ柄は御座いません。

通常のエレキギターで使われている「べっ甲柄」のプリントされた
物とは根本的に違います。

もちろん、いろいろなギター、ベース等に合わせて作る事が出来ますので、
ご相談下さい。


アクリル ピックガード べっ甲 流し込み 製作


透明感があるのがお解り頂けますでしょうか?

一応、ネジ止めはまだしていません。
つまり、ボディにはまだ穴を開けていませんので、
最初はネイキッドらしいシンプルさを楽しみ、
後でピックガードを取り付けるのも良いのではないでしょうか?

とはいえ、ネジ止めしていなくても落ちない位に精度高く作っていますけど。。


全体の印象としては、ネイキッドの持つシンプルな魅力から、
「木材を生かしながらもゴージャス」な雰囲気になったのではと思っています。

この後も何点かモディファイしたいと思っている部分がありますので、
またこのブログでご報告致します。




~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686








2017年2月12日日曜日

フレットバリ。





皆様こんにちは。
寒い日が続きますね。風邪などひかない様にお互い気を付けましょう!

と、、そんな寒い乾燥シーズンは、楽器も調子を崩している事があります。

今回は、その中でもここ数日ご相談が増えている「フレットバリ」について
お話をさせて頂こうと思います。

まず、「フレットバリ」とは何なのか・・・。

「フレットバリ」という呼び名は特に正式名称という事でも無いのですが、
おそらく多くの楽器専門店であれば通じる言い方だと思います。

言葉の通りなんですが、「フレットのバリが出てしまった」という意味です。

更に詳しくご説明させて頂きますと、、、

フレットは木材である指板に直接打ち込んであります。
フレットは金属、指板は木材、という異素材が組み合わさっている訳です。

そこへ、ここ最近の様な乾燥状態が続くと、

木材からは水分が失われ続け、縮みが生じます。
しかし、フレット自体は金属ですから、乾燥による変化はありません。
すると、、
指板に対し、フレットの両脇が少し飛び出た状態になります。

ネックを握り、左手をスライドするとフレットが引っ掛かる感じがしたり、
左側が正常なフレット。
右が指板材が乾燥による縮みを起こし、
フレットが飛び出した状態。
場合によっては、飛び出たフレットで怪我をする事すらあります。




ネックサイドにバインディングが施してあるギターは、
違和感を感じ取りずらく、「フレットバリ」に気が付かず、
フレットがバインディングを押す状態のまま使用してしまうので、
気が付いた時には、指板からバインディングが剥がれたり、
バインディング自体が割れてしまったりする事が多いです。

フレットに押され、バインディングが割れている
典型的な例です。

と、いう訳で、、皆さん、指板のお手入れついでに、チェックしてみて下さい。

もし、「フレットバリ」を発見してしまった場合は放置せずに、
しっかり治しておきましょう。
一度きちんと直しておけば、そこまで酷いバリは出なくなります。
(木材も永遠に縮み続ける訳ではないので・・・。)

そこで、オススメですが、
「フレットバリ」を取る作業をする際に、フレットのエッジを丸めてあげる
加工をするととても具合が良いです。

当店ではフレット交換時は必ずこの加工を行います。
非常に評判も良く、1本やった方は2本目3本目と所有しているギターを
全てお願いされるという事も珍しくありません。

写真でご覧頂きましょう。まずは通常の仕上げから。

フレットのエッジを一気に削っているので、
斜めにスパッとした断面になっています。
これでは、角が尖っているので、
ほんの少しバリが出ただけでも気になりますし、
怪我すらする恐れがあります。
続いて、当店でオススメのフレット処理をご覧ください。



しっかり丸めてありますよね。
これは一気に加工は出来ないので、
1本1本地道に手作業で加工しています。

いかがですか?
これなら安心して使えますよね。

フレットは、
摩耗による「減り」
木材の収縮による「浮き」「抜け」
乾燥による「バリ」

など、様々なトラブルがありますので、
是非ご相談ください。

フレット周りが良くなると、かなり弾きやすくなり、
本来のサウンドも引き出されます。







~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686